精神行政会のための祈り

 

会議室に入る時は常、神の愛に高鳴(たかな)る心と、

神を思うこと以外のすべてのものから清められ舌を

もってこの祈りを唱え。され、力に満給う神が

最高の勝利を達成できるようあなたがたを恩寵(おんちょう)深く助け給うであろう。

 

 

 

 おお神、わが神。私どもはあなたに献身、あなたの(きよ)きお顔(あお)、この栄光ある日にあなた以外のすべてのものを超越する(しもべ)らでりま。私どもは思いを一つに、見解を一つにまと、あなたの御葉を人類の間に高揚(こうよう)するという一致した目的のもとにこの精神行政会参集するものでありま。おお主、我らの神。私どもをあなたのなる導きのししとな、人々の中に立つあなたの崇高なる御教え旗印(はたじるし)となし給。願わく、私どもをあなたの強大なる聖約の(しもべ)とな。おお最も高きにまします我らの主。私どもを栄光の御国におるあなたの聖なる和合の表れとな、あらゆる地域を照らす輝く星とし給。主、ご援助によ、私どもをあなたのすばらしい恩寵(おんちょう)の波打ち寄せる海とな、ご栄光の(いただき)よりあふれでる流れとな、あなた神聖なる御教えの木に実る良き果実とな、天上の果樹園で恩恵の微にゆらぐ木となし給。おお神、私どもの魂、あなたの聖なる和の聖句にたよるものとな、あふれる恩寵(おんちょう)を通じて私どもの心を喜ば。よって私どもは同じ一つの海の波のごとく和合、御光の輝く線のごとく一つに融合、思、見、感情において一つの実体となり、全世界に一致和合の精神を示すことができましょ。あなたは恩寵(おんちょう)御方におわ、恩恵に満ち給、与え給う御方におわ、全能者にして慈悲深く、(あわ)れみ給う御方にまします。

                                 アブドル・バハ

 

                   

 

     大いなる喜びをもって共に集、会合の始めにこの祈りを唱えよ。

 

 おお御国の主にまします神。私どもの肉体はここに集うと、あたに()せられた心はあなたの愛に奪わ、そして私ども、あなたのり輝くお顔の御光に夢中になっておりま。弱者たる私どもですなたの御力と威力との出現を待望しておりま。貧し、いかなる物も手段も持たない私どもではあります、あなたの王国の宝庫からの(たまわ)っておりま。一しずくの水滴にすぎない私どもです、あなた大海の底深くからくみ取っておりま(ちり)にすぎない私どもですあなたの輝かしい太陽の栄光できらめいております。

 おお私どもを扶養(ふよう)し給う御方。ここに集う一人一人が(とも)されたろそくのようにな、一人一人が人をひきつける核とな、一人一人がなたの天上の領土へ招喚する者とな、ついには私どもがこの下界(げかい)さにあなたの楽園を映す鏡とすることができますよ、御助けを下し給え。                          アブドル・バハ

 

 

     精神行政会の閉会時に唱える祈り

 

 おお神、おお神。あなたを信、あなたの御しるしを確信なたの聖約に不動の信念をいだ、あなたに引き寄せら、ご愛情のに燃えさか、あなたの大業に誠意をかたむけてこの精神の会合に集た私ども、目に見えぬあなたの一体性の御国より見守り給。私どはあなたの果樹園の(しもべ)らであ、御教えの普及者であ、お顔の熱心崇拝者であ、あなたの愛し給う人々に対して謙虚であ御扉(みとびら)の前従順であ、あなたに嘆願しておりま。あなたの選び給うた人々へ奉仕において私どもに確証を授、あなたの不可視の軍勢(ぐんぜい)により私どを援助、あなたへの奉仕において私どもの腰を強く、ま、あなたと親しく(まじ)わり、あなたに従い、あなたを敬愛(けいあい)する(しもべ)となし給え。

 おお我らの主、私どもは弱、あなたは強大にして御力に満ち給御方におわしま。私どもは生命なきものであ、あなたは生命を与え給う偉大なる聖霊にまします私どもは貧しく、あなたは御力に満ち給い、支え給う御方におわします。

 おお我らの主、私どもの顔をあなたの慈悲深きお顔に向かわせ給え。あなたの豊かな

恩寵(おんちょう)によ、天上の食卓から私どもを養い給。あなの至高の天使たちの軍勢(ぐんぜい)により私どもを助け給。そして栄光の御国の聖者たちを通じて私どもにあなたの確証を授け給え。

 まことにあなたは寛大におわ、慈悲深、大いなる恩恵の所有者におわします。

まことにあなたは(あわ)れみ深く、恩寵(おんちょう)深き御方におわします。      アブドル・バハ