成瀬仁蔵氏との会見

1912年、著名な銀行家であった渋沢子爵は、日本で最初の女子大学の創立者成瀬仁蔵学長と東京大学の姉崎政春博士と共に、「コンコーディア」という運動の中核を作った。その目的は、あらゆる国民が和合し得る共通の基盤を探すことであった。

成瀬学長は、その運動のため世界一周の旅についた。かれは著名帳をたずさえ、訪問先の異なった国ぐにの著名人より善意のことばを集めた。帰国後、それは日本語に訳され、出版された。

1912年、成瀬学長はロンドン滞在中のアブドル・バハを訪れ、オリエンタル・レビューに掲載された日本でのコンコーディア運動についての記事を見せた。 アブドル・バハは、バハイの大業の原則について語り、それらの原則を実行するために、いかにわれわれが神の力を必要としているかを語った。そして、「ちょうど太陽が太陽系におけるすべての光の源であるように、今日ではバハオラが人類の和合と世界平和の中心である」と述べた。

かれは美しい祈りのことばをその著名帳に書き込み、日本に帰って、これらの崇高な理想をひろめるように熱心に懇請した。つぎに示すその祈りは現在、日本女子大学の成瀬氏の資料保管所に保管されている。「おお神よ!宗教間、国家間、および人びとの間の論争、不和、戦争の暗黒は真実の地平線を曇らせ、真理の天をおおいかくした。それゆえ、おお神よ、実在の太陽が東西両洋を照らすよう恩恵を授けたまえ」