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活動

共同体の集まり

世界中のバハイは、19日ごとにそれぞれの地域で集まり、共に祈り、協議し、友情のきずなを強めるようになっているが、これを19日毎のフィーストとよぶ。
フィーストは精神的活動の中心であり、すべてのバハイが出席するようになっている。何千、何万というこのような集まりが同じ日に世界のいたるところで開かれている。集まりの場所は大都会の真ん中にある建物であったり、郊外の住宅であったり、あるいは粘土で作られた小屋であるかもしれない。しかし、たとえどこで開かれようとも、集まる人びとの人種やことばや階級がいかに異なろうとも、19日毎のフィーストに参加する人は皆、自分たちが、世界にひろがる和合の一部であることを確信しているのである。

バハイ暦と祭日

世界中のバハイは、バブがはじめた新しい暦を使用している。この暦は 1844年バブの宣言の年に開始され、1ヵ月は19日、1年は19ヵ月から成る。太陽暦に合わせるため2月の末に4日間(うるう年には5日間)を加える。それぞれの月には創造主の属性を表す名称がつけられている。つまり、光輝、栄光、美、壮大、光、慈悲、言葉、完全、御名、強大、意志、知識、威力、発言、探求、栄誉、主権、支配、高尚とよばれる。19日毎のフィーストは各月の最初の日に開かれる。
バハイ共同体にも一年のうち何回かの祭日があるが、そのうちの大部分は、バブやバハオラの生涯の重要な出来事を記念するものである。
10月20日のバブの誕生日と11月12日のバハオラの誕生日は、喜びにあふれた日である。5月23日は、バブが自らの使命を世界に宣言した日で、バハイ暦のはじまりでもある。バハオラがその使命を宣言した12日間にわたる期間は、レズワンの祝祭とよばれ、そのうち4月21日、4月29日、5月2日は祭日として祝われる。バハイの新年は3月21日で、ノウ・ルーズとよばれる。そのほかの祭日としては、バブが無実の罪に問われて殉教した7月9日とバハオラの昇天の日である5月29日があるが、これらは厳粛に迎えられるべき日である。

精神面の活動

人生の目的のひとつは、精神性を身につけて性格を洗練させてゆくことにあるが、そのために、祈りと瞑想は重要な役割を果たす。バハオラは祈りが人間にとって欠くことのできないものであると述べ、人類に数多くの祈りを残した。
この祈りと瞑想によって、人は自分の内的な視力を創造の神秘に向ける。そのとき、人は事物を精神的な目で見ることができ、その深い意味を発見するのである。
祈りと瞑想をとおして、人は新しい洞察力を身につけ、発明や発見をしたり、科学や芸術を新しいレベルに引き上げる。また、祈りと瞑想によって得られた新しい理解と洞察は、純粋で清らかな行為で示されなければならない。その行為こそが祈りと瞑想の果実なのである。

知識を深めること

バハオラ以前の大教育者が残したことばは、死後2、3百年たって書かれたものであった。しかし今日、われわれはバハオラのことばをそのままのかたちで読むことができる。バハオラの書には今まで分裂してきた民族や国家間に和合をもたらす方法と、新しい世界文明の確立に必要な手段が詳細に書かれている。つまり、バハオラの書は人間生活のあらゆるレベルを包含する膨大なものであるため、バハイは毎日聖典を読んで知識を深めてゆかなければならない。

バハオラの教えの普及

バハイはすべてバハオラの教えをほかの人に伝える特権と義務をもつ。昔は特定の人しか教育を受ける機会がなかったが、現代ではほとんどの人がその権利をもち、自分の力で考えることができる。したがって、バハイはまず各自でバハオラの教えを勉強し、その後、その知識をほかの人びとと分かちあうのである。

基金

バハイ共同体は着実に成長してきたが、その財政面は、地方、全国および国際基金によってまかなわれてきた。ショーギ・エフェンディは、バハイ基金を生命の血にたとえた。血液は、身体のあらゆる部分に流れ、成長と運動の力を与える。それと同様に、基金はバハイ共同体があらゆる地方に発展するために必要な血液といえるのである。基金がなければバハイの活動はとまってしまう。この基金はバハイだけの自発的な献金によるが、だれがどれだけ献金しているかについてほかの人は一切知ることができない。また、バハイ以外の人からの献金は一切受け取ることができないようになっている。

結婚

バハイが結婚する場合は、双方の合意と、二人の生存しているすべての親の承諾が必要である。このきまりは、社会の組織を強め、家族のきずなを緊密にするためと、子供の心のなかに自分に生命を与えてくれた両親に対する感謝と尊敬の念を抱かせるためにバハオラが定めたものである。離婚はできるだけさけるべきであるが、結婚生活をつづけることが困難になった場合は、地方行政会に相談し、一年間別居して和解に向けての努力をする。その期間中に和解ができなければ離婚が承認されるようになっている。

その他のきまり

バハオラは人間の身体と心をむしばむだけでなく、社会にも大きな害をおよぼすアルコール、覚醒剤、麻薬の使用は医学的な使用以外は禁止した。
その他、うわさ話と陰口は社会にはかり知れない害を与える。それらはバハイ間に分裂をもたらし、バハイ共同体の和合にひびをいれるものである。そこでバハオラは、それらを厳しく禁じた。
このように、バハオラが禁止したものは、人間の心身の健康を守り、社会全体の健全な状態を維持するためのものであることがわかる。

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